2014年4月12日土曜日

App Storeで「子ども向け」アプリを配信する方法


子ども向けアプリとして「たまぴんびゅーん」をリリース出来ましたので、子ども向けアプリとして配信するには何をする必要があるかを書きます。


子ども向けアプリとは

App Storeでは2013/08/16以降、従来のカテゴリとは別に11歳以下の子どもを対象にするカテゴリが追加設定する事が可能になりました。
https://developer.apple.com/news/?id=8162013a

従来のカテゴリとは別に指定できるフラグな為、Primary CategorySecondary CategoryKids の3種類のカテゴリに属する事が出来、そのぶん人の目に触れる機会が増えます。

子ども向けアプリとして配信するには

子ども向けアプリとして配信するには、iTunes Connectでの設定と制約に準拠したアプリ作りが必要になります。

iTunes Connectでの設定

iTunes Connectのアプリ詳細にある Version Information を編集した時の画面に、Made for Kids項目があるのでチェックを入れます。これで子ども向けアプリのフラグが立ちました。
次に指定年齢を決めます。以下の中から選んでください。

  • Ages 5 and under (5歳以下)
  • Ages 6-8 (6-8歳)
  • Ages 9-11 (9-11歳)

最後にPrivacy Policy URLを設定します。ローカライズした数だけWebページを用意してください。なお、たまぴんではこのページを設定しています。

アプリ内での設定

主に以下の2点に気をつければ大丈夫です。

  • ボタン1タップで他アプリを起動するのはNG
    審査に引っかかりやすいものとして、ブラウザ起動や広告となります。サポートページをSafariで起動されるのも1タップで実施可能な場合はRejectされます。
  • 課金ボタン1タップで購入手続きが行えるのはNG
    購入処理や復元処理

対処法としては以下のように色々と考えられます。対象年齢が誤操作出来ない作りになっていれば大丈夫かと思われます。

  • ダブルタップでイベント実行
  • ロングタップでイベント実行
  • 1タップ後、計算や若干難しいジェスチャーを要求、期待動作実施後にイベント実行

最後に

制約に準拠する事でユーザ側の手間が増え、課金/広告がされ難くなり収益ダウンに繋がる可能性があります。そこを踏まえて子ども向けフラグを立てるかどうかを検討してみてください。
チャイルドロックのやり方に関しては「たまぴんびゅーん」アプリで実施している事が参考になるかもしれませんので、一度試して頂いて導入の参考にしてみてはどうでしょうか。

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